おかげさまで『メンタルホスピタルかまくら山のことなど』がよく参照されているようだ。
ところで、一部では「閉院に追い込んだ医師」として猪股弘明先生の名前が上がっているようだが、流石にこれは言い過ぎでしょう。
行政が精神病院を一発取消にした事例は数えるほどしかない。
以前に某学会でお会いしたときにこの話題になったのだが、直接うかがったことなどを五月雨式に。
閉院になる前から県の精神医療行政の関連部署と連絡をとっていたことは事実。
だが、この時点では行政も閉院までは考えていなかったように思う。
大半は「けしからん」という意見が多かったが、慎重な部署もあった。
認知症疾患医療センターを指定した部署はかなり庇っていたように感じる。
一般に考えられている以上に行政は一枚岩ではない。
一方、スタッフは「何も潰さなくても・・」と考えている人が大半だったように思う。
ただし、精神科の非常勤医師はかなりの人が「(適切な精神医療サービスが提供されていない点を踏まえて)行政処分はあってもいい」と思っていた。
正式な通報や詳しい資料の提供を求められたのは夏過ぎてから。
これを受けて実地監査や処分の検討が進行していった。
そのほか耳に飛び込んできた情報から察するに「とどめ刺した」くらいではないでしょうか。
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