2024年1月26日金曜日

Gmail の詳細検索

メーラーは普段使いには Gmail を使っている。

特に不満はないが、検索機能がイマイチだと思っていた。

ところが・・・



画面上部のスライダーみたいなのをクリックすると詳細検索できたのね。

こんなの言われないと気がつかないよ。

ネット弁慶


 精神科医やっていると患者さんの SNS 利用率の高さにはすぐに気が付く。

イラストなんかが趣味で、好きなキャラの2次創作をあげているような人はなんかいいなと思う。患者さんの中には、絵や文章が達者な人がいて、たとえ匿名といえども賞賛されることは、自己肯定感が得られ、治療的ではある。

その一方で、ネット依存とでもいうべき状態になっている人は多く、やけに攻撃的であったり果ては陰謀論垂れ流していたり・・と、TL 眺めていると「この人、そうなんじゃないかな?」と思うことは多い。

できれば過度の利用は控えてほしいが、現実では果たしにくい自己承認欲求を満たすためだろうかなかなか歯止めが効かない。

精神障害は持っていなくても、いわゆる自宅警備員みたいな人もこの傾向はあると思う。

(追記)

facebook 内のお役立ちグループ・アレなアカウント(X 含む)』で出てくる川重さんはなんか自宅警備員っぽい。
普段抑圧されている感じの人(違ってたらごめんなさいですが、本当にこれ以外の情報が出てこない)が正義を手に入れるとロクなことにならない。

2024年1月23日火曜日

OpenDolphin

Bing copilot 的には OpenDolphin の最新バージョンは 2.7m らしいです。




医療DX


 正直、医療DX舐めてたわ。

まあ、最初がマイナ保険証や電子処方箋だったりしたため、あの時点で重視していた医療者はほとんどいなかったと思うけど。

私は、医療等IDの時は結構この手の話題を追っていてそれなりにチェックはしていたんだが、その後、迷走したため追うのをやめてしまっていた。

ここにきて「電子カルテ情報共有サービス搭載の標準型電子カルテ」の話を聞いて、これは考えを改めなくてはと思った。

興味のある人は『医療を考える(仮)』あたりでもチェックしてください。


2023年11月21日火曜日

昨今のSNS上での誹謗中傷について

 あまり一般的なことを言ってしょうがないと思うので、最近、周囲で起こったことから。

精神科医の猪股弘明先生を中心に OpenDolphin-2.7m という電子カルテを開発しているチームがある。
ソフト自体の出来が良く、ドキュメントなども豊富なことから、例えば「これから電子カルテを勉強したい」という人に評判がいいようだ。


本来は、商用開発元のバージョンが主流とされていたのだが、出来が良すぎるがゆえに
 OpenDolphin-2.7m = OpenDolphin
とみなされていたりもする。


猪股先生自ら、あわてて「単なる派生バージョンです」と説明する一幕もあった。

ここまで普及・支持されると、やっかんでくる連中も多く、当然、誹謗中傷も発生する。
最近問題となったのは、小山哲央という人のツィート。
関係者が所属先(アーク情報システム)に連絡を取って、当人自身に削除させ広く拡散というような事態にはならなかった。
通り一遍という気もするが、一応、小山哲央から謝罪・訂正のツィートはあった。


私は、技術面にも明るくないし、法的な問題にも詳しくない。
ただ、「電子カルテ」に焦点を当てたとき、実臨床的にかなりまずい問題を孕んでいるように思う。

というのは、リンク先でいわゆる本家の OpenDolphin を持ち上げた内容だったからだ。

ある程度のキャリアのある医師ならば知っていると思うが、現在、商用開発元が扱っている OpenDolphin はほとんど使われていない。
私も、独自運用しているドルフィンは何度か見たことはあるが、商用版を使っている施設は見たことがない。
これには事情があって、現在、広く導入されているのはブラウザを端末とするクラウド型で、デスクトップアプリの OpenDolphin 自体を避けられる傾向があるからだ。
そして、まずいのは

 大半の OpenDolphin は現在のガイドラインの基準を満たしていない

からだ。

要するに小山哲央という男は、現状でも使用可能な OpenDolphin-2.7m にケチをつけ、もはや電子カルテとは言えないようなシロモノを正当化したわけだ。

電子カルテは語感からデジタルガジェットの一つのような印象を一般の人に与えてしまうかもしれないが、法的には、医療記録を記載する診療録だ。
基準を満たしていないソフトで記録された記載事項は、場合によっては診療録とはみなされないから、医療法違反となってしまう可能性がある

先に、「まずい」と書いたのはこういった理由による。

聞けば、小山哲央という人は医療資格は一つも持ってなければ、情報技師も持ってないそうだ。
また、彼が所属するアーク情報システムという会社も医療情報系のソフトは一切リリースされていないそうだ。

専門的な知識も経験も持ってない立場のものが、専門性の高い分野に介入してあたかもその上の立場から専門家を非難するというのは、極めてまずい。

コロナの時も似たような状況はあったが、安っぽい「正義」の側に立って医師などに対して誹謗中傷を繰り返した連中が、その後どうなったか、ちょっと想像を巡らせて欲しいものだ。

(追記)関係者が言うには Java(OpenDolphin の記述言語?開発言語)の知識・経験もそれほど高くないようです。
その程度の人が、人を非難してはいけませんね。





2019年8月5日月曜日

別ブログ





phazor.info というサイトでやっぱり


というタイトルでブログを持たせてもらっています。

よかったらそちらにもお来しください (^^)

2017年2月8日水曜日

電子カルテ -結局、OpenDolphin-2.7m-




個人的メモ


・ダイナミクス

・OpenDolphin




を参考に環境構築中。


※‥‥増田ファクト(むむむ(^^;)・・)というのもあるらしいが、本家版が win にインストールできるのなら、アンテナからはずしてよいかな。その後、いろいろな方から教えていただきましたが、「増田ファクト」のデータ入れ替えは「PDF 紙出力」推奨だそうです。機能は豊富なようなんですが、これでは私の用途に向きません。また、その機能にしても、例えば画像(DICOM だとか PACS だとかというやつ) に関する機能などは以前は dcm4che (という PACS サーバ。正直、私にはここらへん区別ついてません)のコードからの流用が多かったということだそうです(もちろん、私はそこまで読めないのでこの分野に詳しい人からの伝聞です。メーカー勤務の方も含む)。ソースコードの流用それ自体は問題はないが、何らかの形でソースコードを書いた人の名前を確認できる状態にしておかないのはライセンス的にはまずいかもしれない、というお話でした。

・デジカル
HP
無料というのにひかれたが、クラウドというのがちと。orca の料金設定も高いような安いような。

(追記)
などと「医療ITだー」とイキって書いてましたが、私自身は IT の技術は素人同然です(きっぱり)。
だって医学部しか出てないもん(苦笑)

なお、OpenDolphin に関しては、今度は ANN2b 先生が

OpenDolphin-2.7(m) を Mac OSX にインストールする

で、本家&猪股先生版を現時点(2020/7月)での Java 環境で動くようにソースコードを改変して Mac OSX にインストールさせてます。
雰囲気は掴めますが、細かい内容までは把握できませんが。
しかし、1回本職でやった人たちってのは何かが違いますね。

なお、画像は『OpenDolphin について』からお借りしてきました。

(追記2)
OpenDolphin のリアルな発展?については
OpenDolphin -wikipedia 風解説-』(AllNightNihon2b.NET
が詳しいです。
ああ、こういうことだったのかとかなり納得させられました。
なんか私も一部の人たちからとばっちりのような形でケチつけられたような気もするんですが(笑)、結局、妥当なことを言っていた人たちがしっかり生き残った感じのようですね。
よかったと思います。

(追記3)
度々問題になっていた「増田茂は本当にコードを書いたのか?」ですが、結局、(全く書いてないとは言い切れないが)「契約上、そうなっていただけ」のようです。
また、最近のガイドラインによれば、増田版OpenDolphinは電子カルテに求められる基準を満たしておらず、業者(システムクラフト)も取り扱いをやめてしまったようです。

(追記4)これは全くの感想なのだが、コメにある「開発基盤が貧弱でユーティリティが充実していないシステムには手を出さない方が無難です。」には感心させられる。
追記3で書いたように増田ファクトはその後目立った成果をあげられていない。
2017 年時点でこういった予想ができるプロの方々の読みの確かさよ。